— これまでいろんなライブを観てきましたけど、ライブバンドとしてのToySpeakerはやっぱりこういう感じだよなっていうのは昨年7月のワンマンを観ていて思いましたね。ひとつイメージが具体化したというか。
atsuyoshi:たしかに今まで再現できなかったことがようやくできたりして、“これはやれる!”っていうこの先のヴィジョンは思った以上に見えましたね。もっと要求しても皆で高めていけるかなと。
— 映像だったり、ライティングなどの演出は綿密に打ち合わせしていたんですか?
atsuyoshi:普通のライブハウスでやるのとは少し趣向を変えたいと思ったので。
Tae:あのライトの感じとかもう凄い奇麗でしたよね。
— 光の柱みたいなのが注いでいたりして!
atsuyoshi:半月くらい前からスタッフと密にやりとりしていて、要望とかも念入りに伝えていたライブだったので。そこはうまく行きましたね。今までだと事前にそこまでは詰めていなかったから。
— プレイ的にはいかがでしたか?
atsuyoshi:個人的には機材トラブルもあったんですけど(笑)、開放感があって楽しいステージでしたね。もっと走り回りたかったですね。
arata:思い出しましたけど、僕は結構トラブル続きでしたね。アコギが音出なくなったりして(笑)。診てもらったらピエゾピックアップが故障しちゃって、それで前日にギタリストの磯貝真由ちゃんと、元メンバーの中山田君からギターを借りて。結局当日は中山田君のアコギでプレイしたんです(笑)。
— 2月18日のワンマンはどんな感じになりそうですか?
atsuyoshi:前回のを基礎に何か肉付けしていけるようなことを考えて。前回来てくれたお客さんもまた楽しめるようなアイデアを考えつつ…。
Tae:ワンマンを終わった後にすぐ制作期間をもらって、2月に向けて結構ライブ感のある新曲を意識していっぱい作っていたんです。
atsuyoshi:ここ最近はアッパーな曲ばかりですね。気持ちがアッパーだったんでしょう(笑)。
— 前回のワンマンで「In a key」のニューバージョン(原曲は『Truth』収録)が発表されましたよね。
arata:「In a key」は当時『Truth』ではできなかったことを今やった感じというか。
atsuyoshi:あの打ち込み+ギターロック的なイメージは、実はもとからあったんですよ。
— そういう音源に新曲、それにシングル「Clap Your Hands」「the Polestar」の楽曲も含めれば、実はすでにアルバム1枚分の楽曲はあるんですよね。
atsuyoshi:でもできてもボツになったりしている曲もあるので、現時点で進んでいるのは4曲くらいなんですけどね。できれば今年アルバムを作りたいっていうのを目標にはやっているんですけど。とりあえず今はシングルを出そうと思って頑張っています。
arata:「over heat」って曲がシングルになる予定で今進んでいますね。
— デモを聴いた感じですと、「face」「ワンダーランド」級のToySpeakerならではのキラーチューンができつつありますね。
atsuyoshi:なんか加速する年にしたいと思ったので、勢いのある曲を揃えて。
arata:とは言え、結構ポップですけどね。
atsuyoshi:雰囲気的にはポップでありつつアッパーではありますね。
arata:テンポは速いですね。
Tae: TSUTAYA O-WESTで盛り上がってくれたら嬉しいな(笑)。
arata:清涼飲料水のCMをイメージして作りましたね(笑)。
— (笑)。やっぱりライブでのフィードバックが効いていますか?
atsuyoshi:ライブで感じてきたものとか、楽しかった部分とか、もっと楽しくライブしたいっていう気持ちが膨らんできたところがあるので。
Tae:お客さん自身が私達にもっとこういう風にしてほしいとか結構言ってくれるんですよ。ノレる曲がもっと欲しいとか、あとなんか振り付けを考えてほしいとか(笑)。今ある曲にどう付けられるかなとか考えている最中ですね。
atsuyoshi:昔、手扇子の振りとかあったよね(笑)。