— 2014年にリリースされたシングル「the Polestar」は引き算のアレンジというか、よりアコギを奇麗な音で鳴らそうという意欲を強く感じます。
atsuyoshi:ローテンポというかバラード調というのもあるかもしれないけど、よりアコギの存在感を出したいって気持ちがあったので。チャンスの曲だなというのはありました。そう感じてもらえたのなら凄く嬉しいですね。
— ライザップ(全国で展開されている専属トレーナー付きの完全個室によるプライベートジム)のタイアップソングということで、てっきり激しい曲になるのかなと思っていたのでタイトル曲が「the Polestar」なのは意外でした。
Tae:うん、最初びっくりしましたね。
arata:3曲持っていって選んでもらったんですよ。映像のイメージなどもあったので、結果的に選ばれたのが「the Polestar」と「ワンダーランド」だったんです。
atsuyoshi:最初アッパーなロックナンバーも作ったんです。それとともに“こういうのが望まれているのかな”って2曲を選んだんですけど。
Tae:「the Polestar」はトレーナー目線で、ゲストに向けての想いとかを歌詞にしたんですよ。
atsuyoshi:あ、ここでいうゲストっていうのはライザップさんのお客さんって意味です。
arata:そういえばそうだね、専門用語だね(笑)。
— シングル「the Polestar」を引っさげて、昨年7月には初めてのTSUTAYA O-WESTワンマンが行なわれました。演ってみていかがでした?
atsuyoshi:個人的にはよくできたと思うんですけど(笑)。
Tae:演ったときはうちらも120%出しきれた満足感はあったんですけど、終わってみると“あれ、もっとやれたな”とも感じていて、“まだ上に行けるな”っていう漠然とした想いがありました。
arata:うん、そうですね。目標をひとつやりきって達成感がありました。次はどうして行くかって感じになっていたんですけど。
— しかもアンコールで2015年2月18日に再び同会場でのワンマンが発表されるというサプライズが待ち受けていたわけですが(笑)。
atsuyoshi:全然頭になかったしまさかの展開でした(笑)。何を思ってアンコール前のタイミングで所属レーベルの社長がメモを渡したかは謎だったんですけど。“atsuyoshiさん、これ良いタイミングで開けて”って渡されてドキドキしながら開けましたね(笑)。目標を途切れさせない社長なりの燃え尽き症候群防止なのかなというのもありつつ、“じゃぁ、やるか!”とポジティブには受け止めたんですけど。
Tae:“マジか!”って(笑)。
atsuyoshi:ひとつやりきった感があって、年末に向けてレコーディングをしようかと思っていた矢先に一気に吹き飛びましたよね(笑)。これはまたTSUTAYA O-WEST目標だなと。逆にまだ行けるんだろうって空気なのかなって思ったので、前回を超えるものをやりたいって感じになりましたね。
— あ、本当にまったく知らされてなかったんだ!?
atsuyoshi:僕らよりもリズム隊のサポートメンバーのスケジュールを押さえていたらしくて(笑)。
Tae:そうなんだ(笑)! 知らなかった(笑)!
atsuyoshi:慌ててステージ上でサポートメンバーに“2月18日に次のワンマン決まったみたいだけどどうする!?”って聞いたら、“大丈夫です、もう聞いてます”とか言われちゃって(笑)。
Tae:社長は“ライブで「ワンダーランド」を演り始めたときに行けると思って決めた”って言ってましたね。
atsuyoshi:あのライブをやっているときに会場側と次のワンマンの話がついているっていうのは凄いと思いましたね(笑)。