八島純子が綴る妄想短編詩集
最上階のオクタゴン
風の無い砦さ
洋紅色ヒカリのワルツ
君の髪に触れる
ah…
道の 道の ずっと 奥の
古ぼけた 塀の向こう
二対の鳥が 嘲笑う
惑わすのは 和洋折衷
あと一声かけたなら
諦めていなければ
試された未来も
邪な 要塞も