八島純子が綴る妄想短編詩集
眩しい
そう言って、彼女は麦わら帽子で顔を遮った
連日の猛暑が続いて、地球はどうなっちゃうんだろ
3.11から僕らは、常に問いかけられているようだ
ぽっかりと空いた休日
彼女は勢い良く飛び起きると
マキシワンピの裾を踏んで転んだ
あぁあ〜
よくあること、よくあることさ
とは言ってみたけれど
全てそう言えたなら どれだけ楽だろう
よくあること、よくあることさ
正直に生きるしか結局無いのさ
気がついたらまた忘れてしまうのだけど
青空と彼女の強いコントラスト
この季節の眩しい光に照らされて
僕らは 「 」
笑っているのだ