ツタロック史上過去最大規模の音楽イベント「ツタロックフェス2018」が3月18日(日)幕張メッセにて開催された!当日の来場者は2万人を超え、若手人気アーティストを中心に幅広いジャンルのアーティスト14組が出演!2ステージに渡り行われたライブの模様をレポートする!
My Hair is Bad
午前10時半、MASSIVE STAGEの誰の汗も落ちていないまっさらなステージに現れたのは04 Limited Sazabys 。初期の代表曲「monolith」でツタロックフェス2018は幕を開けた。スタートからトップスピード。その勢いを緩めることなく「Buster call」「fiction」と前項姿勢のままなだれ込む。「Tポイント以外のものも“たまってる”んじゃないですか? ここで吐き出してもいいですか?」とボルテージ全開のMCから、CMソングとしてもお馴染みの「happiness」へ。そしてテンポを落とした「me?」をフックに、モッシュ必至の「Terminal」、4人の新たな代表曲「Squall」で“早起きは三文の徳”的最高のステージを終了した。
04 Limited Sazabys
続くCOSMIC STAGEのトップバッターはフレデリック。大きな歓声と拍手の中、「フレデリック始めます」と三原健司(Vo, Gt)の一言からスタートしたのは「オンリーワンダー」。フロアは一気に沸点へ。ウォーミングアップを許さないハイテンションな演奏を1曲目から繰り広げる。そして続く「KITAKU BEATS」に、イントロのソロプレイが映える「ナイトステップ」、「まちがいさがしの国」と畳み掛け、フロアは揺らいだ。続いたのは彼らの新基軸「たりないeye」。柔らかくも憂いを帯びたサウンドで一瞬しっとりと聴かせ、その後に「TOGENKYO」「オドループ」と踊れるダンスに引き戻して会場は最高の一体感に包まれた。
フレデリック
続いてMASSIVE STAGEに登場したBase Ball Bear は、ライブ定番曲「changes」を1曲目に。4ピースから3ピースになって以降、サポートを入れない3人編成で本格的なライブは初めてということで「気持ちは若手でいきたいと思います!」といっても、その風格は隠しきれず。甘酸っぱく妖しい恋愛ソング「文化祭の夜」、RHYMESTERとのコラボで話題を呼んだ「The Cut」でファンク・サウンドを展開し、Base Ball Bearの真骨頂である3人のアンサンブルを聞かせたギターロック・チューン「十字架You and I」でその実力を見せつけた。
Base Ball Bear
そしてCOSMIC STAGEで大歓声の中始まったのがyonige 。最新作『girls like girls』のオープニング・ナンバー「ワンルーム」でステージもオープン。MCでは、2人の出身地・寝屋川の隣にある枚方にTSUTAYAの1号店があるというトリビアを披露しつつ、シンプルかつ後ろに重心を置いたグルーヴで奇をてらうことなく歌をまっすぐ届ける。今、yonigeは時代の勢いに乗っているが、彼女たちは時代に左右されることがないことを実感できたステージだった。
yonige
午後1時半のMASSIVE SATAGEは、キラーチューン「フルドライブ」で口火を切ったKANA-BOON。「ディストラクションビートミュージック」「Fighter」といったキャッチーなアッパーチューンを畳み掛け、フロアのボルテージも最高潮。谷口鮪(Vo, Gt)の「TSUTAYAには日頃からお世話になってるので、恩返しの意味も込めて今日はライブしたいと思います」と、TSUTAYAへの感謝のMCを挟んで、3月14日リリースのB面集「KBB vol.1」より「涙」と、この季節にぴったりな「桜の詩」をチョイス。切なくもメロディアスなKANA-BOONを見せながら、代表曲「ないものねだり」、そして「シルエット」へ。数多くのライブ鉄板曲で圧巻した。
KANA-BOON